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ブログアーカイブ2010/7

【セミナーレポート】大阪KYTセミナー

ちょっと順番は前後しますが、まずは大阪で行われた「アドバンスト危険予知トレーニング(KYT)セミナー」のレポートです。

このブログは、現地大阪より更新しています。

これが大阪名物のパチパチパンチ…いや、なんばグランド花月です。今回のセミナーは中之島の大阪国際会議場ですから、なんばはまったく関係ありませんけれど…。

まあ、大阪らしいってことでいいじゃないですか、アイコンみたいなもんです(そうか?)。



さて本題。
医療安全管理者の方ならずとも、「危険予知トレーニング」は聞いたことがあるのではないでしょうか。もともと産業界の概念だったものを。医療の世界に根付かせていったのが、このセミナーの講師である杉山良子先生(武蔵野赤十字病院専従リスクマネジャー・看護師長)です。

このセミナーは今年から2日開催となりました。そのぶん、十分な講義を聞くことができ、さらに演習を繰り返すことによって院内でのKYTリーダーになるためのスキルと知識を身につけることができるようになっています。

そして、このセミナーは演習が多いので、演習のサポートを同じむ武蔵野赤十字病院の黒川美知代師長にお願いしました。講師2人態勢の布陣です。

タイトルに「アドバンスト」とある通り、KYTのさらに効果的な活用に向けて最終的な目標は高めに設定されています。演習→発表→先生からのレビュー、この流れを進めていくうち、2日目の最後の演習ではどのグループも課題の中から目標を見出し、具体的な対策を導くところまで進みました。



杉山先生が会場を回って直接お話しされることも。

(この演習では、今までにない新たな試みが導入されており、KYTを行う素材(教材、テーマ)は、すべてこのセミナーのために作られた最新のオリジナルです。今後の商品展開やウェブ展開も考えていますので、ご期待ください。)

この成果を参加者それぞれの施設に持ち帰っていただき、よりよいKYT研修が繰り広げられれば、開催した我々、そして講師の杉山先生にとって最大の喜びです。「演習をやってみた」だけでなく、どのように演習を行えばよいのか、教材はどう作ればいいのかまで、しっかり講義がありましたので、皆様からもKYTへの新しい提案が生まれてくるかもしれません。

これから東京、高松での開催がありますので、関心のある方はぜひご参加を!



さて、恒例の余談です。
スタッフでやたらとお酒を飲み、阪急梅田駅あたりでさらに飲んでいたら……

大阪でメイドさんに遭遇しました。アキバかと思いました。
誰だこんな写真を撮ったのは。

月刊ナーシング8月号できました!

こんにちわ,お久しぶりのおしょうです.
とても暑くて湿気がいっぱいですね.
太陽天気雨と一緒に体調も崩さないように気をつけたいものです.

そんなときには暑気払い汗02

7月20日発売の

月刊ナーシング8月号はさわやかに

花火大会&浴衣
の表紙になりました.
8月の暑さに負けず,役立つ看護情報満載です.

今月の特集はフットケアをはじめよう!

足病変になってしまうと,歩きにくくなり,患者さんのQOLは低下しがち.
しかし,患者自身や医師も見逃しがちになるものです.

そこで活躍するのはナース

そのために必要な知識を総動員した特集です.

まず,

足病変早期発見のためのフローチャート

爪や足趾などの異変をどうやって察知するかをチェック.

その後,病状ごとのアセスメントやケア

を行っていきましょう.


今回の特集では

糖尿病・透析・関節リウマチ・末梢動脈疾患・下肢静脈疾患・認知症高齢者・がん


7種類の病変についてアプローチしました.
ナース自身にも役立つ「靴の選び方」つきです.
ぜひご覧くださいませ!




そしてもう一つ,編集部,がんばりました泣く02

糖尿病医療情報UpDate

改定することが発表された
糖尿病診断基準

判定方法や記録などに変化が出てくることが予想されます.

その「予測」を日本糖尿病学会理事長・門脇先生監修の元,徹底分析!
妊娠糖尿病や新薬についても触れています.
現時点最新の情報盛りだくさんです.

今月はほかにも

認定看護師から学ぶ「ケアの極意」

摂食・嚥下障害看護

初めての摂食機能療法

どう進めればいいかがわかりやすく解説されています.

脳卒中リハビリテーション看護

活動性向上と早期離床に向けたベッドサイドケア2

実際の手技が写真付きで紹介されています.明日の看護に役立ちそう!

感染管理

CVポート留置患者の血流感染防止ケアと発生時の対応

事例付きで,流れもしっかり把握しましょう!
そして

Dr.林の急変スキル

外傷:見えない部分の損傷を見逃さない!

倒れた患者さんをどうアセスメントしケアをするべきか把握していますか?

今月も役立つ看護情報盛りだくさん!
みなさま,どうぞよろしくお願いいたします!

 

【@名古屋】「認知症」トークショー&サイン会,大盛況!

「患者と家族を支える 認知症の本」出版記念

長谷川嘉哉先生トークショー&サイン会
ボケたじいちゃんがボクに白衣を着せた―笑顔の『認知症講座』

2010年7月4日/名古屋・ミッドランドスクエアにて開催(三省堂書店名古屋高島屋店主催)

気温30度を超える梅雨の中休みの日曜日に多くの方にお集まりいただきました.
会場は80名収容の会議室でしたが,120名以上の方がお越しになられて入りきらないくらいの盛況でした.せっかく,おいでいただきながらお聞きになれなかった方には申し訳ありませんでした.
認知症予防の話は,みなさん真剣に聞き入っていました.



早い話が生活習慣病にならないことが認知症にならないということですが,毎日の心がけと行動が大事というわけですね.

1.糖尿病
2.コレステロール
3.血圧

この3つのコントロールが重要です.とはいいながら,毎晩の晩酌を欠かすことなく運動はゴルフだけの生活では先が思いやられそうです.

それから,歩くことと軽い運動も効果的だそうです.筋トレではなく,パワーリハビリということですから継続的にやれそうな気もします.

80歳を超えても4人のうち3人は認知症にならないということ,もし家族が認知症になっても病気のなりゆきがわかっていれば介護が可能なことなど不安を解消できました.

著者の長谷川嘉哉先生は岐阜県土岐市で認知症専門外来と在宅医療を行っています.祖父が認知症であった経験から患者さんのご家族の立場に立った専門医療を提供しています.

100km圏内からの患者さんが,年に300人程度受診されており丁寧な診察が評判となっています.

また,在宅医療にも取り組んでおり,2000年の開業以来,1万件以上の訪問診療,200人以上の在宅看取りを実践しています.現在,医療法人ブレイングループ理事長として,在宅生活を医療介護福祉のあらゆる分野で支えるサービスを展開しています.

トークショー後のサイン会も大盛況でした!
ご参加いただいたみなさん,そして長谷川先生,ありがとうございました!
 

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