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HOME » 画像診断 » 2021年12月号

画像診断 Vol.41 No.14 2021年12月号

サイズ:
B5判
定価:
2,750円(税込)
発行年月:
2021年11月25日発行
ISBN_10:
4-7809-0547-8
ISBN_13:
978-4-7809-0547-2

撮った,読んだ,わかった! 認知症画像診断

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【特集】
序説 ●長縄 慎二(名古屋大学大学院医学系研究科総合医学専攻高次医用科学講座 量子医学分野)

 認知症は,生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで,日常生活・社会生活を営めない状態であるとされる.認知症の最大の危険因子は加齢であり,65〜69歳の有病率は1.5%であるが,以後5歳ごとに倍になり,85歳では27%に達する.
 わが国では,急速な高齢化により認知症患者数が急増し,2025年には700万人を超えるともいわれている.つまり,画像診断業務を行っていれば,認知症の精査目的でなくても,認知症患者の画像を日常的に担当することとなる.
 認知症の原因疾患としては,もちろんAlzheimer病が代表である.また,Lewy小体型認知症,血管性認知症,前頭側頭型認知症,進行性核上性麻痺など神経変性疾患の鑑別の他にも,硬膜下血腫,正常圧水頭症,甲状腺機能低下症などのいわゆる治療可能な認知症もある.



序説 ● 長縄 慎二
認知症の画像診断でのdecision treeと画像診断医のふるまい方 ● 德丸 阿耶
認知症の臨床 −画像診断医に知っておいてほしいこと− ● 渡辺 宏久,大嶽 れい子ほか
認知機能障害を来す神経変性疾患のMRI診断 −落としてはいけないポイント,知っておいた方がよいポイント−
● 櫻井 圭太,金田 大太ほか
認知機能障害を来す中枢神経疾患(神経変性疾患を除く) ● 原田 太以佑
認知機能障害を来す全身疾患 ● 山本 貴之
認知症でのRIおよびPET:核医学を専門としない画像診断医はどう向きあえばよいのか?
● 山根 登茂彦,菅 剛
認知症画像のカッティングエッジ1:脳脊髄液動態,iNPHはどこまでわかってきたか? ● 山田 茂樹
認知症画像のカッティングエッジ2:Glymphaticシステム,CNS interstitial fluidopathyの概念 ● 田岡 俊昭

【連載】
すとらびすむす
私のモチベーション ● 増本 智彦

画像診断と病理
中枢性神経細胞腫 ● 平賀 利匡,鹿戸 将史ほか

ここが知りたい!
画像診断2021年7月号特集
「腫瘍か非腫瘍か,それが問題だ −FDG-PET/CT編−」 ● 中本 裕士

Picked-up Knowledge from Foreign Journals
hemorrhagic glioblastoma ● 森 墾

CASE OF THE MONTH
Case of December ● 小谷 知也
The Key to Case of October ● 德田 文太,秋山 新平ほか

General Radiology診断演習
いつもと違う part 2 ● 黒川 遼,谷島 智哉

Refresher Course
高齢者の運動器疾患 ● 小橋 由紋子