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HOME » 画像診断 » 2016年12月号

画像診断 Vol.36 No.14 2016年12月号

サイズ:
B5判
定価:
2,640円(税込)
発行年月:
2016年11月25日発行
ISBN_10:
4-7809-0085-9
ISBN_13:
978-4-7809-0085-9

急性腹症の画像診断

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【特集】
序説 ● 近藤浩史

「院内遠隔読影」ある高名な放射線科医から聞いた言葉である.多くの施設では画像診断医が少ないにもかかわらず毎日多くの読影レポートを記載しなければならない.画像診断管理加算を維持するために,1件の読影に割ける時間も限られている.本来であれば,検査室で患者の病状を把握し,検査目的を依頼情報から読み取りながら撮影条件を診療放射線技師と協議し,検査を行うべきであるが,そうもいっていられないという現状を嘆いて,「可能なかぎり検査室に足を運ぶ,検査室で読影するという環境整備をして,質の高い検査を行うべきである」と言っておられた.まさにその通りであり,急性腹症の画像診断を行う上では非常に重要なことと感銘を受けた.
 一般的に,急性腹症は急激な腹痛を主訴とし,緊急手術や緊急処置などの迅速な初期対応が求められる疾患群であり,その原因は多岐にわたる.急性腹症に用いられる画像診断には,単純X線検査,超音波検査,CT,MRIなどがあり,それぞれの疾患に対する有用性,限界を熟知した上で,適切な検査法を選択し,正しく画像を解釈する必要がある.



救急医からみた急性腹症における画像診断の役割 ● 真弓俊彦,新里 到ほか
急性腹症における画像検査の選択 ● 古川 顕,白川崇子ほか
肝胆膵脾 ● 子安裕美,五島 聡ほか
消化管 ● 本郷哲央,松本俊郎ほか
泌尿器・男性骨盤領域 ● 山田謙太郎,新本 弘ほか
女性骨盤領域 ● 又吉 隆,吉長正富ほか
血管系 ● 下平政史,中川基生ほか

【連載】
すとらびすむす
矢状断はなぜ左向きか ● 百島祐貴

画像診断と病理
混合型肝癌 ● 山口晴臣,佐野勝廣ほか

ここが知りたい!
画像診断2016年7月号特集
「膠原病と類縁疾患の肺病変」
● 酒井文和

Picked-up Knowledge from Foreign Journals
MR neurography ● 森 墾

CASE OF THE MONTH
Case of December ● 仰木健太,村田和子ほか
The Key to Case of October ● 岩佐 瞳,村田和子ほか

救急CT診断演習
第4 回 切るべきか,切らざるべきか ● 木口貴雄

Refresher Course
今日からはじめる心臓MRI ● 城戸倫之