大腸内視鏡の挿入技術のポイントと早期癌の鑑別診断と治療,その重要性を写真や図を使ってわかりやすく簡潔にまとめた「わかりやすく,質が高く,求めやすい」,レジデントやこれから専門医を目指そうという若手医師向けの入門テキスト.
Ⅰ.総 論(椿 昌裕)
1.内視鏡スコープの種類と特徴
2.局所解剖
3.正常内視鏡像
4.適応,禁忌,前処置
5.挿入方法とコツ
6.色素撒布と色素の種類
7.ポリペクトミー,EMR,ESDの手技とコツ
Ⅱ.各 論(安藤昌之)
1.SM浸潤癌における治療の実際
2.基本的必要事項
3.表在型腫瘍の肉眼型分類
肉眼型分類
Ⅰ型(隆起型)病変
Ⅱ型(表面型)病変
4.表在型腫瘍の深達度分類
M癌
SM癌
5.表在型腫瘍の表面構造の診断
色素法を用いた内視鏡観察と拡大観察,pit patternの理解
色素法
拡大内視鏡検査によるpit pattern
IEE
6.早期癌の内視鏡所見の読み方とポイント
内視鏡治療の適応と適応外
通常観察におけるSM癌の診断
7.早期大腸癌の深達度診断の実際
MP癌の通常観察所見
SM癌,M癌,高度異型腺腫の通常観察所見
8.生検はどこからとるか