乳腺エコー検査に必要な知識だけではなく、マンモグラフィーについても詳述。厳選された症例の記述は、左ページにマンモグラフィー画像、右ページに乳腺エコー画像の見開き構成。乳癌検診に携わる医師・臨床検査技師向け。
いまさら聞けない乳房の画像診断
乳腺エコー&マンモグラフィー
はじめに
もくじ
この本の構成と読み方
[第1章]総論
乳腺用超音波診断装置
以前の超音波診断装置
最新の超音波診断装置
乳房の解剖
乳腺エコーで2画面を繋ごうとすると
乳房の領域分類
乳房のスキャン方向
乳房の超音波画像
正常乳腺の超音波像 22歳
正常乳腺の超音波像 30歳
正常乳腺の超音波像 35歳
正常乳腺の超音波像 41歳
正常乳腺の超音波像 44歳
正常乳腺の超音波像 51歳
正常乳腺の超音波像 54歳
正常乳腺の超音波像 62歳
正常乳腺の超音波像のいろいろ
乳腺組織内に混在する脂肪組織
乳腺組織内の斑状エコーの正体
クーパー靱帯からのシャドー
乳腺組織の分布
乳癌の領域別頻度
腫瘤の輪郭について
腫瘤の形状について
腫瘤の形状と良・悪性
腫瘤の計測値はばらつく
乳腺エコーのレポート用紙
マンモグラフィーについて
マンモグラフィーの撮影方向
マンモ画像の表示について
マンモグラフィーの読影法
本書におけるマンモ判定の扱い
マンモグラフィーのレポート用紙
乳腺エコーとマンモグラフィーの比較
[第2章] 乳癌
乳癌の病理学的分類
乳癌の超音波所見
乳癌を見つける基本的な考え方
乳癌の超音波検査が難しい理由
典型的な乳癌(1) 浸潤性乳管癌(硬癌)
典型的な乳癌(2) 浸潤性乳管癌(硬癌)
典型的な乳癌(3) 浸潤性乳管癌(硬癌)
シャドーをひく乳癌(1) 浸潤性乳管癌(硬癌)
シャドーをひく乳癌(2) 浸潤性乳管癌(硬癌)
シャドーをひく乳癌(3) 浸潤性乳管癌(硬癌)
辺縁平滑な乳癌(1) 浸潤性乳管癌(乳頭腺管癌)
辺縁平滑な乳癌(2) 浸潤性乳管癌(硬癌)
辺縁平滑な乳癌(3) 浸潤性乳管癌(硬癌)
小さな乳癌(1) 浸潤性乳管癌(硬癌)
小さな乳癌(2) 浸潤性乳管癌(硬癌)
横長な乳癌(1) 浸潤性乳管癌(部分的に硬癌)
横長な乳癌(2) 浸潤性乳管癌(硬癌)
大きな乳癌(1) 浸潤性乳管癌(硬癌)
大きな乳癌(2) 浸潤性乳管癌(乳頭腺管癌)
リンパ節転移がある乳癌(1) 浸潤性乳管癌(硬癌)
リンパ節転移がある乳癌(2) 軟骨化生癌
2個ある乳癌(1) 浸潤性乳管癌(硬癌)
2個ある乳癌(2) 浸潤性乳管癌(硬癌)
マンモでわからない乳癌(1) 浸潤性乳管癌(硬癌)
マンモでわからない乳癌(2) 浸潤性乳管癌(硬癌)
炎症性乳癌 浸潤性乳管癌(硬癌)
MR検査は線維腺腫疑い 浸潤性乳管癌(硬癌)
乳癌と線維腺腫が併発 浸潤性乳管癌(不明)
壊死を伴う乳癌 浸潤性乳管癌(乳頭腺管癌)
不均一な乳癌(1) 浸潤性乳管癌(乳頭腺管癌)
不均一な乳癌(2) 浸潤性乳管癌(硬癌)
浸潤癌の特殊型(1) 粘液癌
浸潤癌の特殊型(2) アポクリン癌
乳癌の胸壁への転移 浸潤性乳管癌(硬癌)
腫瘤像がない乳癌 非浸潤性乳管癌
2回目の生検で乳癌 浸潤性乳管癌(硬癌)
乳癌を疑ったが良性
[第3章] 線維腺腫
典型的な線維腺腫(1)
典型的な線維腺腫(2)
小さな線維腺腫(1)
小さな線維腺腫(2)
複数ある線維腺腫
低エコーで分葉した線維腺腫
経過を追った線維腺腫
経過で石灰化した線維腺腫
経過で変化した線維腺腫
葉状腫瘍を疑った線維腺腫
経過で増大した線維腺腫
[第4章]嚢胞
嚢胞の超音波所見
外側陰影ができる仕組み
典型的な嚢胞
マンモで写った小嚢胞
マンモで写らない嚢胞
2個ある嚢胞
多発した嚢胞
嚢胞と線維腺腫が併発
乳管内乳頭腫
外傷性仮性嚢胞
術後血腫の器質化
サイドローブが目立つ嚢胞
[第5章]その他
乳腺症について
乳腺症疑い(1)(2)
授乳中の乳房
豊胸術を受けた乳房(1)
豊胸術を受けた乳房(2)
女性化乳房
粗大な石灰化
脂肪組織の変性疑い
乳房にできた粉瘤
術後慢性炎症
乳房膿瘍(1)(2)
術後の変化(1)(2)
乳房近傍のリンパ節
腫瘍のように見える肋骨
著者紹介・謝辞
MEMO一覧
乳癌辺縁の凹凸不整
「異常なし」という意味
音響陰影(シャドー)
超音波所見の解釈
40代までは乳腺エコーを
マンモの拡大撮影について
エコーはお手上げのDCIS
False Positive
「砂粒のようながん」
増大する腫瘍は悪性か
豊胸術
超音波検査と老眼
雪の中の白ウサギ
多重反射の原理
経過観察には過去の画像が必須
乳房用コイル
おかしな乳房健診票
コンドームの超音波的利用法