細菌感染が癌を引き起こす
胃癌とピロリ菌の関係から見えてきた発癌の新たなパラダイム
■特集
【基礎の基礎】
畠山昌則
【各論】
胃癌幹細胞の同定と特徴付け
ピロリ菌感染による胃粘膜障害と発癌
動物感染モデルを用いたピロリ菌発癌機構解析
胃癌発症におけるピロリ菌癌タンパク質CagAの役割
胃癌発症に関与する宿主遺伝的要因
ピロリ菌感染によるエピジェネティック異常と発癌
ピロリ菌感染:炎症発癌の分子機構
胃癌発生における炎症反応の役割
胃MALTリンパ腫発症の分子機構:ピロリ菌の役割とその意義
【せるてく・あらかると】
CagAの胃上皮細胞内移行発見の裏話
胃癌の予防は本当に可能なのだろうか?
ピロリ菌をマーカーにした人類移動史
■連載
●HOT PRESS
種間で保存された心機能調節因子NOT3の大規模 in vivoショウジョウバエRNAiスクリーニングによる同定
久場敬司,Rolf Bodmer,Josef Penninger
LGI1が仲介するタンパク質複合体の破綻はシナプス伝達異常とてんかんを引き起こす
岩永 剛,深田正紀,深田優子
遺伝子サイレンシングマークを消去するヒストン脱メチル化酵素KDM7の発見
束田裕一,中山敬一
●Special Review
PHLDA3は新規Akt抑制因子であり,癌化を抑制する因子である
川瀬竜也,大木理恵子
●1枚の写真館
RNAi複合体の直接検出
泊 幸秀
●思い出の論文
留学は研究ジャンルを変える最後のチャンス!?
大森義裕