身体診察法を写真と図を主体にポイントをしぼって構成し,その内容は付属の動画による映像で確実に理解できるように構成しました.学生にはOSCE対策,また実地臨床では的確な診察ができ,読者の診察能力の向上の一助となるように構成されています.
1章 医療面接
1.医療面接
2.OSCEについて
ex.聴診器
2章 バイタルサインの測定
1.上肢の脈拍測定
2.下肢の脈拍測定
3.上肢の血圧測定
4.下肢の血圧測定
ex. 検眼鏡
3章 頭頸部の診察
1.顔貌の評価
2.頭蓋・頭皮・頭髪の評価
3.眼の評価
4.眼底検査
5.耳介の評価
6.聴力の評価
7.外耳道,鼓膜の評価
8.鼻の評価
9.唾液腺の評価
10.口唇・口腔・咽頭の評価
11.頭頸部リンパ節の評価
12.頸部(甲状腺,気管)の評価
4章 呼吸器の診察
1.呼吸器の構造と機能
2.呼吸器の視診・触診
3.呼吸器の打診
4.呼吸器の聴診
ex. 耳鏡…
5章 心・血管系の診察
1.心臓の構造と機能
2.心臓の視診・触診・打診
3.心臓の聴診
4.頸部血管の評価
6章 乳房と腋窩の診察
1.乳房の構造
2.乳房の視診
3.乳房の触診
4.腋窩・鎖骨上リンパ節の触診
7章 腹部の診察
1.腹部の構造と機能
2.腹部の視診
3.腹部の聴診
4.腹部の打診
5.腹部と背部の叩打診
6.腹部の触診
7.急性虫垂炎の圧痛点
8.肝臓の触診
9.脾臓・腎臓の触診
10.腹水の診察
11.直腸診
8章 神経の診察
1.脳神経系
1)神経の機能
2)聴覚
3)視野
4)眼裂・瞳孔/対光反射
5)眼球運動・眼振
6)調節反射・輻輳反射(近見反射)
7)顔面感覚(痛覚,触覚,温度覚)
8)顔面筋
9)軟口蓋・咽頭後壁
10)舌
2.上肢の運動系
1)不随意運動
2)バレー徴候
3)筋トーヌス
4)指鼻指試験
5)手回内・回外試験
6)徒手筋力検査
3.下肢の運動系
1)バレー徴候
2)筋トーヌス
3)徒手筋力検査
4)踵膝試験・すね叩き試験
4.歩行の観察
1)起立・歩行観察
2)ロンベルグ徴候
3)マン試験
5.感覚系と反射
1)四肢の痛覚と触覚
2)位置覚
3)振動覚
4)表在反射
5)深部反射
6)病的反射
6.髄膜刺激徴候
1)項部硬直
2)ケルニッヒ徴候