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HOME » 画像診断 » 2009年1月号

画像診断 Vol.29 No.1

画像診断 Vol.29 No.1 2009年1月号

サイズ:
B5
頁数:
120ページ
定価:
2,420円(税込)
発行年月:
2008年12月25日発行
ISBN_10:
4-87962-442-X
ISBN_13:
978-4-87962-442-0

卵巣腫瘍の押さえどころ

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序説
松崎 健司

今回の特集は,専門医試験を目指す人向けに,鑑別診断を中心とした内容で企画した.教科書にある「この疾患は,こんな画像所見を呈する」という記載を,うろ覚えに詰め込んだ頭で実際のフィルムに向かっても,途方に暮れてしまうのは当然のこと.診断する上での「思考過程」なくして画像と対峙するのは,航海図なしに荒海へ乗り出していくのと同じである.
というわけで,女性骨盤部に病変があって,どうも卵巣腫瘤が疑われるという状況で,いったいどのように読影し,鑑別を進めていけばよいのか,という観点から特集の構成を考えた.
果たしてこの腫瘤は卵巣由来かどうか? まずはここから鑑別診断が始まる.腫瘤の原発部位を示す数々の重要なサインに留意して,卵巣病変か否かを見極めることが重要である.その次には腫瘍なのか,非腫瘍性なのか? ということが問題となる.卵巣はさまざまな病因により非腫瘍性の腫大を来すので,安易に腫瘍と診断して摘出しないよう注意が必要である.このような病態が除外されると,腫瘤の性状や臨床情報から鑑別を進めていくこととなる.腫瘤を大きく3項目に分けてみると,1)単房性嚢胞を主体とする腫瘤,2)多房性嚢胞を主体とする腫瘤,3)充実部を主体とする腫瘤,となる.卵巣腫瘍は同一の疾患でもさまざまな画像をとりうるため,各項目ごとに若干の疾患のオーバーラップがあるが,臨床に長けた先生方による診断へのアプローチの仕方を十分に味わってみてほしい.
本特集により,専門医試験を受ける若い先生方が無事合格されることを切に願う.

特集
診断医が知っておくべき卵巣腫瘤の病理像
卵巣腫瘤に類似する非卵巣病変
卵巣の非腫瘍性病変
単房性嚢胞性腫瘤の鑑別
多房性嚢胞性腫瘤の鑑別
充実性腫瘤の鑑別
転移性卵巣腫瘍の画像所見
●連載目次●
すとらびすむす
ソフトとハード
山田 章吾

画像診断と病理
嫌色素性腎細胞癌
稲田 悠紀,松木 充ほか

胸部画像診断24のポイント
Nippleから学ぶ
野間 恵之

Picked-up Knowledge from Foreign Journals
胸痛の“triple rule-out”
岡田 宗正,松永 尚文

CASE OF THE MONTH
Case of January
宜保 昌樹,村山 貞之
The Key to Case of November
細川 浩平,望月 輝一

画像診断のkey words
Bridging vascular sign/
Red degeneration
田原 誉敏,藤井 進也ほか

Refresher Course
動脈炎の画像診断
-大動脈病変を中心に-
坂本 一郎