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HOME » 画像診断 » 2010年12月号

画像診断 Vol.30 No.14

画像診断 Vol.30 No.14 2010年12月号

サイズ:
B5
頁数:
120ページ
定価:
2,420円(税込)
発行年月:
2010年11月25日発行
ISBN_10:
4-7809-0013-1
ISBN_13:
978-4-7809-0013-2

認知症の画像診断

Alzheimer病から稀な疾患まで

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序説
北垣 一
現在,認知症はAlzheimer病に対する治療薬が登場し,社会の認識も高まり,痴呆=認知症の原因疾患を診断・治療しようと変化してきた.認知症は多種の疾患が原因で生じた症候で,その原因疾患を鑑別することは一般医にはたやすくない.しかし,画像診断はこの原因疾患の鑑別に非常に有効であるとわかってきた.そして,今では,依頼事項が「認知症疑い」とあれば,MRIで海馬萎縮の有無を,脳血流シンチグラフィで頭頂葉の集積低下を見て,統計画像解析で後部帯状回の血流低下をチェックするということが,放射線診断医にも広まった.一般的に認知症=Alzheimer病という図式が成り立っている.
ところが,実際には統計画像を見ても典型例ではなかったり,多彩な所見でどれを重視すればよいかわからなくなることが少なくない.依頼事項を見直すと,本当に認知症なのか除外の意なのかもわからない場合がある.統計画像を見るだけでは診断できないことが多いのは,認知症の原因疾患はさまざまであり,認知症が機能障害,特に人間の社会性の基盤となる高次脳機能の障害で,さまざまな疾患の集合体であるので当然と言える.また,認知症は緩徐に進行する病態で,認知症と健常や軽度認知障害(mild cognitive impairment;MCI)との境界が画像上わかりにくいことも多い.
そこで,読者の目の前の症例がどこに位置するのかを決定する際に,その道標となることが本特集の目的である.まず,放射線科医が不慣れな認知症の概念について,そして健常な生理的変化,境界病変である軽度認知障害,うつについて各領域の専門家に解説していただいた.そして,典型的な認知症のMRI,核医学画像,さらに非典型的だが知っておく必要のある特徴的疾患や画像について解説していただいた.本特集があれば,自信をもって認知症の画像診断に向っていただけると思う.

特集
神経解剖学的基盤
形態画像診断
 1. 辺縁系の解剖学的構築
 2. 変性性疾患
 3. 変性以外の疾患
 4. 生理的変化・大脳と海馬
 5. 稀な疾患
機能画像診断
 1. 核医学
 2. 境界病態
●連載目次●
すとらびすむす
グリコのおまけ
村上 康二

画像診断と病理
Glomus腫瘍
吉田 朋世,江原 茂ほか

ここが知りたい!
画像診断2010年7月号特集
「ER必携 骨盤の画像診断」
高濱 潤子,竹内 麻由美ほか

胸部画像診断24のポイント
人体不思議ワンダーランド
野間 恵之

Picked-up Knowledge from Foreign Journals
神経放射線
菅 信一

CASE OF THE MONTH
Case of December
南口 博紀,河合 信行ほか
The Key to Case of October
中井 資貴,園村 哲郎ほか

Refresher Course
FDG-PET/CTを臨床に生かすために
中本 裕士