看護の質を保証するために，看護管理者の必要性が重要視され，日本看護協会認定看護管理者教育課程の研修の実施や看護管理学の体系化が進んでいます．しかしながら，すべての看護管理者が看護管理の体系的な教育を受けているかというとそうではないのが現状です．また，そうした研修を受けてもなかなか成果に結びつかないという看護管理者の声も聞かれます．
　本セミナーでは，認定看護管理者カリキュラム基準「ファーストレベル・セカンドレベル」を参考にしながら，よりよい看護を提供するために必要な看護管理の基本や考え方，実践のポイントについて解説していきます．講師は，多くの看護管理者から支持された書籍「看護管理ファーストブック」「看護管理セカンドブック」の編者・執筆者（共著）である太田加世氏．同氏は，各地看護協会等の認定看護管理者教育課程の研修の講師を務めるなど，看護管理者を支援してきました．その経験にもとづき，わかりやすく，そして現場で活用できる講義を展開していきます．