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HOME » ナーシングセミナー » 急性呼吸不全治療の 実際 ―呼吸療法の開始から人工呼吸離脱まで―

学研ナーシングセミナー

人工呼吸の開始から離脱までを一気に学ぶ!急性呼吸不全治療の 実際 ―呼吸療法の開始から人工呼吸離脱まで―
講師:
小谷 透先生
(東京女子医科大学 麻酔科学教室 准教授)
講師:
小泉雅子先生
(東京女子医科大学病院 急性・重症患者看護専門看護師)
講師:
守谷千明先生
(東京女子医科大学病院 集中ケア認定看護師)
参加費:
12,960円(税込)
(資料・お弁当つき)
ねらい:
人工呼吸管理中のチーム医療において,看護師に必要な知識と求められる役割を知る

人工呼吸開始直後と離脱後のADL回復まで
チームで看護師が最大の力を発揮するために!

 人工呼吸管理では治療の連続性や一貫性が重要です.また,人工呼吸を開始した時点で離脱までを見据えた大きな流れを意識する必要があります.その中で,看護師には病態のモニタリングから機器の操作,患者や家族の精神面へのサポートなど、広い範囲の役割が求められています.この講義では急性呼吸不全の発症から人工呼吸器離脱までをチーム医療の中で看護師が何を考え,何をすべきかについて解説します.

 呼吸不全はさまざまな背景疾患から発症するため,初期対応では病態のアセスメントと重症度(ICU適応や人工呼吸適応)を見分けるための基礎知識が欠かせません.人工呼吸開始後48時間の対応はその後の経過に大きく影響するため,人工呼吸管理の中でも最も重要な部分であり,医師との強い連携が求められます.急性期を乗り越えた後には退院後ADLの回復までを見据えた積極的ケアが求められており,チーム医療が最も力を発揮できる部分です.看護師はチームの調整役として重要な存在なのです.また人工呼吸からの離脱ではプロトコルに沿った,医師以外のスタッフを含めた早期離脱が推奨されています.

 これらの点について医師看護師双方の観点から講義を進めていきます.日常診療にすぐに使える実践的な内容となっています.

開催日・開催地・会場・定員・申し込み

開催日 開催地 会場 定員  
2014年9月15日(月・祝) 東京 学研ビル
品川区西五反田2-11-8
150名 終了

9:30~10:00  開場・受付
9:55~10:00  オリエンテーション

10:00~11:10  急性呼吸不全患者への
           初期対応

●呼吸不全に関する基礎知識;定義と分類
 (急性, 慢性, 急性増悪, Ⅰ型Ⅱ型)
●重症度の見分け方とトリアージ;ICU適応と重要臓器アセスメント
●呼吸アセスメント;視診と聴診
●呼吸不全急性期のモニタリングの基本;循環器系評価を忘れずに
●動脈血液ガスと酸素化能;P/FとA-aDO2の理解を中心に
●酸素療法(Nasal High Flowを含む)のポイントと注意点

                 小泉雅子先生

11:10~11:20  休憩

11:20~12:20  急性呼吸不全の
          初期治療

●重要臓器連関とその機能評価、治療
●NPPV/気管挿管/気管切開の適応と禁忌ならびに注意点;
 delayed intubationを含めて
●人工呼吸器初期設定と重症例への対応;呼吸器設定からわかる重症度
●グラフィックモニタリングから何を知るか?
●アラームから何を学ぶか?
●リクルートメントと体位理学療法(腹臥位)

                 小谷透先生

12:20~13:20  昼食休憩

13:20~14:20  人工呼吸中の
          チーム医療

●チーム医療を行うための準備と注意点
●人工呼吸器離脱を見据えたケアの立案
●人工呼吸関連イベントとは?
●正しい気管吸引の方法とタイミング;気管吸引ガイドライン
●体位理学療法の目的と評価
●鎮静法とその評価;PAD, BPS/CPOT, RASS/SAS, CAM-ICU/ICDSC

                  守谷千明先生

14:20~14:30  休憩

14:30~15:20  人工呼吸からの離脱

●放射線画像と人工呼吸器設定の調整(離脱に向けて)
●早期リハビリテーションの始め方と進め方
●protocol-based weaning;プロトコールの作り方, すすめ方(N)
●離脱開始基準と自発呼吸テスト
●抜管までの準備と抜管時に注意すべきこと

                  小谷透先生

15:20~16:00  まとめ・質疑応答

16:00       終了