2014年看護のトレンドワード「臨床推論」
ベストプラクティスへの具体策がここにある!
エキスパートと呼ばれる看護師も,この臨床推論を使い,患者の異変などに対し先取りしたケアや医師へのレコメンデーションを行い,いち早くその先を見据えたアセスメント,ケアを実践しています.一朝一夕に身につくスキルではありませんが,意識して日々をこなすことで確実に看護実践の中で力を付ける要素となりうるでしょう.
そこで本セミナーでは,まずは臨床推論の基本を学ぶとともに,医師が指示を出すときに,どんな状況とゴールを考えているのかを示します.そのうえで,看護はその思考過程をどう現場に活かすのか.実践するもよし,活用するもよし,その方法論を学びます.そして,実践編として,医師の考えを知りケアに活かす実践,さらには,日々のケア場面でどれだけ患者に本当に必要なことを医師から引き出せるか,そのコツや技を解説いただきます.
知りたい,使いこなしたいなど,どのような目的で「臨床推論」を学んだとしても,実践能力が10 倍アップする,エキスパートになりたい人向けの内容としてお届けします!
◆ 臨床推論とは ◆
医師が,より妥当で賢明な行動を起こすことを可能とする「考えるプロセス」のこと.診断であれば「診断推論」であり,「診断に至る思考プロセス」となる.十分な知識・経験を基にしたうえで,出来事に対して「直感」で決めていくプロセス(パターン認識など)と,いくつかの診断の基礎となる枠組みを使うなどして徹底的な検討のうえ,分析的に考慮していくプロセスなどがある.