こちら21階ナース・ステーション!

ブログアーカイブ2011/6

セミナーレポート「2日でカンペキ! 皮膚のすべて」

研修を2日間みっちり朝から夕方まで受けて,終わった後の感想が,

あー,楽しかった!

なんてこと,本当にあると思いますか?

あるんです.
あったんです.
学研ナーシングセミナーには,あるのです.

それがこのセミナー,

2日でカンペキ! 皮膚のすべて
-創傷・褥瘡からあなたの美白まで-

です!
皮膚のすべて(長井記念ホール)
2011年6月18~19日の2日間で,東京・長井記念ホールで開催されたこのセミナーは,開催の2ヶ月前には定員いっぱいとなり,多くの方がキャンセル待ちの列に加わりました.しかしその勢いは止まらず.あまりに多くの方に参加申込とお問い合わせをいただいたので,ついに追加開催も決定しました! ←後でくわしく紹介します.

このセミナーには,講師の先生方からお声がけをいただき,メーカー各社のご厚意によって各種スキンケア用品のサンプルが大量に(!)もらえるというおまけがあります.あくまでご厚意なので,今後も必ずあるとは限りませんが,「実際に使って患者に還元できる」「大切に使います」などのご意見とともに,たいへん喜んでいただけました.
サンプル提供社<50音順> アルケア株式会社スミス・アンド・ネフューウンドマネジメント常盤薬品工業株式会社持田ヘルスケア株式会社ネスレ日本株式会社/白十字株式会社株式会社ポーラファルママルホ株式会社

さて,前置きが長くなりましたが,このセミナーはスキンケアをテーマに2日間で開催されます.皮膚の解剖から病態,用語などの基礎から,創傷ケア,褥瘡ケアの実践的なワザまで幅広くカバー.

その1日目,皮膚の構造から用語,病態などをご講義いただくのが
安部正敏先生(群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学講師)
安部正敏先生

安部先生の講義は,歯切れよくテンポよく,そしてわかりやすい解説で参加者をグングン引きこんでいきます.時折こっそり教えてくださる「臨床ですぐ使えるちょっとしたコツ」は,おそらく次の日に他のナースに話してみたくなることウケアイです.

このセミナーの楽しさのポイントは,安部先生の講義そのものにあります.参加者アンケートには「1日目の講義はアグレッシブだった」というのがありました.アグレッシブて.「攻撃的な」という意味ですが,つまりそれだけ勢いがあるということですね.

そしてもうひとつのポイント,それが講義1テーマが終わるごとに行われる,賞品つきクイズです.1日に4回,豪華賞品(?)をかけて,クイズで知識の確認です.

グー・チョキ・パーの3択で,間違えたら着席です.講義の内容のおさらいだけでなく「そんな問題ありなのか」と思うような,すごいのも出ます.問題は,会場に来た人だけのお楽しみ♪


賞品各種.サンプル提供社様からの化粧水・化粧品や,弊社から「大人の科学マガジン」やDSソフトなどなど.30名以上分あります!
アンケートには「こんなセミナー初めて」と,明らかにいい意味で書かれたものが多数.本当に多数.中には「賞品はもらえなかったけど,楽しかった」というご意見があって,なんだか申し訳ない気持ちになってしまいますが….

安部先生の講義は,さながらテンポのよいナレーションで進行する教養番組のよう.昨年のブログにも同じことを書きましたが,まったく飽きさせることなく,講義が終わってしまうことが残念とすら感じさせるすばらしさです.

アンケートには「準夜勤明けで2時間しか寝ないで参加したのに,最後まで眠くならなかった」とありました.

さて,安部先生にはひとつ,大きな後悔があるとか.先生からメッセージをいただきましたので,そのまま掲載します.
++++
講義の合間、本にサインを求めに2人の可愛らしい女性がいらっしゃいました。女性にサインを求められる事など滅多にないため、ドキマキしてしまい、そもそも生来の悪筆も相まって『最後にしましょう』とお話してしまいました。急遽スライドもつくりかえている真っ最中だったこともあって…。で、その夜ホテルでサインの猛練習をしましたが(笑)遠慮されたのか、セミナー終了後に2人の女性はおいでになられませんでした。大変申し訳ないことをしたと反省いたしております。この私なんぞにサインを申し出てくださった貴重な2名の方、次に学会などで見かけた際にはご遠慮なく絶対お声掛けください!お待ちしております
+++++

さて,2日目です.
2日目は,ケアの実践をWOCナース(皮膚・排泄ケア認定看護師)のお二人にご講義いただきました.

創傷・瘻孔ケアを…
松岡美木先生(埼玉医科大学病院褥瘡対策管理室 WOCN)


褥瘡ケアを…
松井佐知子先生(群馬大学医学部附属病院看護部副看護師長 WOCN)


2日目の特徴は,なんと言っても豊富な事例をもとにケアの実際を見られること.ただ「やり方」を言葉で伝えるだけでなく,実際の症例に対してどんなケアをして,その結果どうなっていったかを追って解説されるので,参加者の皆様にはイメージしやすかったのではないでしょうか.1日目の安部先生の講義で基礎は学んでいるので,用語ひとつに戸惑うこともなく学ぶことができます.

参加者アンケートからは「看護師として考えなければならないことを再確認できた」「松井先生の講義では,用品の選択まで具体的に示されていて参考になった」「すぐにやってみようと思うことが多かった」などのご意見がありました.

では最後に,このセミナー恒例の記念写真です.参加者全員ではありませんが,ご一緒してくださった皆さんです!


というわけで参加者の皆様にも大好評のこのセミナー,追加開催も決定しています.また,このセミナーは3月に京都で開催予定でしたが,震災の影響でやむを得ず中止となりました.そこでキッチリ1年後の3月,京都でも開催の運びとなりました.皆さま,お誘い合せのうえ,ぜひご参加ください!

【開催決定!】
2011年9月3~4日(土・日)  【東京】秋葉原UDX
2012年3月17~18日(土・日)【京都】京都リサーチパーク

くわしくはここをクリック

はじめまして,月刊ナーシング7月号です.

はじめまして.今月から月刊ナーシングに仲間入りしました,
煮玉子と申します.どうぞよろしくお願いします!

さて,いきなり恐縮ですが,
みなさまに質問です.

吸引をするとき,手袋を着用してから
吸引圧設定のダイアルを回していませんか?

実はこれ,
感染対策の観点からは × なのです!

なぜダメなのかというと…

くわしくはナーシング7月号で ↓↓


 

 

 

 
さわやかな表紙ですが,
中身は,「感染」の大特集.

第1特集は,免疫のはたらきから,
皮膚,口腔・呼吸器,尿路,腸管の感染防御のしくみ,
さらには耐性菌感染症まで,じっくりと解説しています.

第2特集は,最初の質問にあげたような
吸引,排泄ケア,輸液管理,清拭など,
日常の看護ケアにひそむ,
感染の落とし穴
にどう気づいて対応するかを紹介しています.

第1特集は,感染のエキスパートである先生方に
じっくり解説していただいてますので,
これが基礎!? と思うほどの歯ごたえですが,



 

 



こんなに…

第2特集に出てくる,看護ケアの落とし穴にはまらないためにも,
ここまでは知っておきたい,ほんとうに大切な基礎知識なんです.

それでも,
「免疫学とか苦手だし,気が進まないわ〜」という
(私のような)方は,第2特集から読んでもOK ♪






 

 



 

 

 

看護ケアの場面を思い浮かべながら,
「なんでこれが感染の落とし穴??」
という答えがどんどん知りたくなって,
第1特集が自然と読みたくなるからです!

前から読んでも,後ろ から読んでも,
もれなく感染を極められる……
そんな雑誌は,
月刊ナーシング7月号だけ

ぜひぜひ,多くのみなさまに
読んでいただきたいです.
 

Copyright(C) Gakken Medical Shujunsha CO., LTD. All Rights Reserved.